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MBAの定義とその価値について

What is MBA

MBAの定義と取得者推移位

MBAとはMaster of BusinessAdministrationの略称です。日本語では経営学修士号、または経営管理修士号と呼ばれる学位であり、経営学の大学院修士課程を修了すると授与されます。

今日本で経営学が学べるビジネススクールは40前後あります。その中でも、「国内系MBA」といわれるビジネススクールが約35校ほどあり、 全ビジネススクールの内、約8割にあたります。国内系MBAスクールというのは分かりやすくお伝えすると、文部科学省認可の日本の 経営大学院になります。東京6大学はじめ都内の大学を中心に、筑波や一橋といった国立も含め多くの大学が経営大学院を設置しています。 グロービスも文科省認可のビジネススクールに位置付けられます。これに比して残りの2割のビジネススクールは、日本にいながら 海外のMBA学位が取得できるビジネススクールになります。我々ウェールズももちろん、この海外MBA学位が取得できるスクールになります。

経営学理論を身に付ける理由

経営資源の4要素であるヒト・モノ・カネ・情報に関する知識を体系的に修得するのが、世界のMBAプログラムの共通領域です。企業に勤めている人なら、人事異動は当然のこと。辞令が下りたときに「それは自分の専門外だから」という逃げは通用しません。また起業したい、新規事業を立ち上げたいと思っても、MBAで学ぶ領域に疎いようでは、利益を生み出せず、いずれ組織存続の危機に見舞われることになるかもしれません。
ビジネスの基盤がローカルであれ、グローバルであれ、事業規模の大小や業種を問わず、組織を維持していくためには、利益を上げ続けなくてはなりません。そのために、組織には営業やマーケティング、人事や経理といった所属部門の垣根を越えて、あらゆる領域を一気通貫で見ることができるリーダーが必ず必要になります。経営全般の知識を備え、それらをビジネスで実践するための力を養っておくことで、組織に必要な人材となり得るのです。
また、ビジネスパーソンの間でMBAへの関心が高まっている理由として、技術の進歩とグローバル化により、求められる技能の変化があげられます。

前例がない、経験したことがない――

ビジネスの現場で、正しい答えを出すのが難しい局面に対峙したとき、より正しい経営判断に導いてくれるのが、MBAを取得する過程で鍛えた「自ら考え判断する力」です。MBAホルダーが評価されるのも、そのような実践力が期待されているからです。ビジネススクールや専門職大学院では、経営の専門知識を修得することはもちろん、事例研究やディスカッションを通して、経営者の視点で分析し、仮説を立てて検証していくプロセスを繰り返し、実務能力を高めてゆきます。
また、多くのビジネススクールや専門職大学院では、MBAを学ぶためには社会人経験が必要とされているため、MBAを学ぶために集まってくる学生のほとんどは社会人です。企業人や会計士、弁護士といった専門職、そのほか多様な分野に渡り、在籍中から学びを通して交流し、その豊かな人的ネットワークは、卒業後もかけがえのない財産となります。学生仲間は、お互いに卒業後も研鑽しあう大切な仲間であり、良きビジネスパートナーとして長い付き合いになります。このようなネットワークは、MBAホルダーが持っている実践力を支えるものでもあるのです。

    前例がない、経験したことがない――