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論文執筆 研究・論文の重要性

「修士論文とは」

修士論文(修士学位請求論文)では、経営に関する各自のオリジナルな研究成果を日本語で19,500文字以内で執筆し、日本国内での審査を経て英国本校による承認を受けます。
論文審査に合格した方にはウェールズ大学トリニティセントデイビッド校から英国本校修了生と同様のMBA(Master of Business Administration)の学位が授与されます。執筆した論文はヒューマンアカデミービジネススクール図書室で所蔵されておりますので、すでに本プログラムを卒業され修士学位を取得された方の論文は、図書室の閲覧等で先行研究として皆さんの論文執筆の参考にすることもできます。
※修士論文を提出されない方、修士論文の審査に不合格の方は本プログラムによるMBA学位を取得できません。

「修士論文とは」

論文執筆の高いハードル

パワーポイントの提案資料なら普段から作成している。上席者への報告資料なら書いたことがある。ビジネスパーソンが普段の業務で作成するビジネス文書と修士論文は大きく異なります。研究論文として定められた形式に則る必要があることや、問題意識に基づく仮説立案とその証明というストーリーを長文で執筆することは、ほとんどの人にとって生まれて初めての経験でしょう。テーマによっては裏付けデータの収集と分析が必要な場合もあります。そして、それらの準備と執筆に膨大な時間をかける必要があります。
修士論文執筆のために必要な時間として、ウェールズ大学トリニティセントデイビッド英国本校と同様の600時間を目安としています。しかし、それ以上の準備が必要な場合がほとんどです。そうしたなかでスムーズに修士論文を執筆し、最短の2年間で学位を取得できるよう、本プログラムでは入学時からカリキュラム全体を通じた工夫を施しています。

修士論文タイトル一例

修士論文執筆のためのサポート体制

出願から開講までは興味を絞り込むための時期です。経営に関してどんなことに興味があるのか、特に何を学びたくてMBAプログラムに入学するのか、各自の問題意識を深めてください。
入学から半年間は、研究対象と問題意識を明確化する時期です。科目学習を経験した後に研究テーマを次第に絞り込んでいけるように意識を高めます。
その後入学から1年目までは、分析視点とアプローチ方法を明確化する時期です。経営に関する複数の基幹科目を学び、理論や分析の知識と経験を高めてください。またこの時期までには文章執筆能力を向上させ、論文執筆に必要な能力獲得を確実なものにしましょう。
また、同期生の前で発表する場を設けることで、執筆テーマを最終確定させてください。
その後最大4ヶ月程度をかけて論文計画書を作成し、執筆開始から承認を得ます。すなわち、論文の執筆にいきなり着手するのではなく、全体のストーリーの組み立てやそのために必要な要素の明確化を行い、完成までの予定を立てます。いわば、段取りと素材収集の時期です。この期間には論文計画書の作成と承認のための時間として、論文計画書指導教員との面談の場を設けます。
具体的な執筆に着手した後は、最低1ヶ月に1回のスーパーバイザー(論文指導員)による指導を行います。この場では、毎回、進捗管理とともに書き上げた部分のチェックを行います。国内審査と英国本校による審査の期間を逆算し、スーパーバイザーは2年間でMBA学位を取得できるように誘導します。
論文審査通過者は、希望に応じてウェールズ大学トリニティセントデイビッド英国本校(スウォンジー)で開催される学位授与式に参加することができます。

修士論文執筆のためのサポート体制 修士論文執筆のためのサポート体制